戯言だよね 其の一
いろいろ拗らせた始まり
西尾維新の”戯言シリーズ”の各話の冒頭についている名言(迷言)をメモ
本が行方不明なので探し中
〇表紙
私が過つと誰でも気付く
私が嘘をつくと誰も気付かない。 - ゲーテ -
〇第一幕
この世には絶対しかない。
〇第二幕
いないいないいらない。
〇第三幕
芸術は模倣に始まり模倣に終わる。
〇第四幕
詳しいことは神様に訊いてください。
〇第五幕
信用できるかどうかは問題ではない。
問題は、裏切らないかどうかだ。
〇第六幕
嘘つきは人間の終わり。
〇第七幕
苛められるほうに原因があり、
苛めるほうが結果を出す。
◆サイコロジカル(上)
〇表紙
天才の一面は明らかに
醜聞を起こしうる才能である。 - 芥川龍之介 -
〇一日目(1)
さあて。
それでは皆様。
しばしの間、お付き合いくださいませ。
〇一日目(2)
ゴキブリ並みの生命力?
丸めた新聞で叩いたら死ぬってことか?
〇一日目(3)
努力は必ず実を結ぶ。
それが結果に繋がるとは限らないけど。
〇一日目(4)
悲劇とは事件が起きることではない。
何も起きないことこそが、悲劇なのだ。
〇二日目(1)
人は見かけに拠らない。
人を見かけで選るだけだ。
◆サイコロジカル(下)
〇二日目(2)
枯れない花はないが咲かない花はある。
世の中は決定的に不公平だ。
〇二日目(3)
私は神を信じます。
会ったことがありますから。
〇二日目(4)
強い人間より弱い人間の方が危険だ。
〇二日目(5)
天才を騙すことは容易い。
馬鹿を騙すことは難解だ。
豚を騙すことはできない。
〇二日目(6)
自分の評価は他人が決める。
他人の評価も他人が決める。
〇表紙
人は人に影響を与えることもできず、
また人から影響を受けることもできない。 - 太宰治 -
〇第一章
貴様の嘘は聞き飽きた。
〇第二章
宝籤の一等に当籤しました。
「何を買いますか?」
「宝籤」
〇第三章
きみって人間の不幸だね。
〇第四章
君の意見には賛同する。
が、その意見を述べる権利は死んでも認めない。
〇第五章
「ぼくは後悔してるんだ」
「じゃあ、一生後悔していて」
〇第六章
敗者は絶望して死ぬ。
勝者は切望して死ぬ。
〇第七章
パンがなければ飢え死にしろ。
〇第八章
信じてもらわないと裏切ることもできない
〇第九章
彼は彼女が持っていないものを全て持っていて、彼女の持っているものを彼は何も持っていない。
〇第十章
さようなら。
またの機会はございません。
◆ネコソギラジカル(上)
〇表紙
凡ての創口を癒合するものは時日である。 - 夏目漱石 -
〇第一幕
好きな人ができません。
〇第二幕
あなたの心に、常に地獄がありますよう。
〇第三幕
誰かが犠牲になった時点で幸福ではない。
〇第四幕
兎は獅子に全力を尽くさせる。
〇第五幕
人を数値化する行為は、人を個に変える。
〇第六幕
白く凍った刃と、赤く焼けた刃。
斬りたい方と、斬られたい方を選べ。
刃には刃を。
〇第七幕
破壊の前に創造を。
瓦解の前に葬送を。
右に信仰、左に均衡。
光に茶番、影に基盤。
誰かのために悲しみを、
彼らのために憎しみを。
〇第八幕
やりたいことをやろうとするとやりたくないこともやらなくちゃいけなくなってやりたくないことをやらずにいるとやりたいことがやれなくなる
〇第九幕
未来を思うときに過去を想定する。
多くの場合、人は過去を未来と呼ぶ。
◆ネコソギラジカル(中)
〇第十幕
祭りの時間だ。
〇第十一幕
痛いは痛い。
痛いは痛い。
〇第十二幕
先生、気分が悪いんですけど。
〇第十三幕
見えないものは、そこにはない。
〇第十四幕
やって後悔するのとやらずに後悔するのならやって後悔する方を選ぶーではやって後悔しないのとやらずに後悔するのとでは、どちらを選ぶ?
〇第十五幕
材料の足りない判断は飛躍する。
さながら、爆発物のように。
〇第十六幕
無秩序な順序。
右から左に並んでいる。
◆ネコソギラジカル(下)
〇第十七幕
好きだから、嫌い。
嫌いだけど、好き。
〇第十八幕
結局のところ世の中は的外れだ。
失敗の積み重ねでできている。
だから、理で読み解こうとしないこと。
〇第十九幕
探し物は、どこにもない。
〇第二十幕
自意識を放棄させるのは妄執しかない。
矮小をさらなる矮小へと変貌させる働きだ。
〇第二十一幕
ここにはもういない。
〇第二十二幕
結局、悪いのは誰だったんだろう。
〇第二十三幕
さようなら。
途中ちょっと読んだりして懐かしさを感じた。
今見ても面白い言葉もあるし、今見てもやっぱり意味がわからないものもある。
全力で言葉で遊んでるのが好き。
人間シリーズと人間関係シリーズと最強シリーズも出てきたのでまた書きたい。
今日一番心に残ったものはこちら。
未来を思うときに過去を想定する。
多くの場合、人は過去を未来と呼ぶ。
残念ながら特に意味はないけれど。